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東京湾ホエールズ ( 2018-10-14 )

SPECIAL REPORT!! - Ensemble 未踏の地〜映画音楽の特集〜 -



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※敬称略

一周年フェス後の初開催となった今回の東京湾ホエールズ。
横浜エアジンのマスター、うめもと實がプロデュースするアーティスト「未踏の地」(ヴォーカリスト・NORiCO.s、ピアニスト・ゆい。Soleiyu)に加え、今夜はトランペット 類家心平、そして朗読 千賀由紀子と共に映画音楽を届けてくれた。
外国人ゲストがバーカウンターに揃う中、英語を使ったトーク、世界中の多くの人たちが知る名曲たちが鳴りはじめる。

ヴォーカルを務めるNORiCO.sの歌声は美しく、儚く、力強く。その曲たちの世界観を見事に表現していく。ジャズやクラシック、ラテンなど持てる表現の様々を駆使し、ここぞというタイミングで歌い上げる。
「味がある。だけでは到底カバーできるものではない確固たる技術だった。」玉井夕海がそう言っていた。

ピアノのゆい。Soleiyu。鍵盤一つ一つにそっと指を落とすがそこには細やかな強弱がみてとれる。数グラム、100分の1秒ほど違えばまたここにある世界が崩れていってしまいそうなほどの非常に細い糸。その上を歩いているかのように演奏していく。
今日の東京に雨は降っていなかったが、HOWLはまるで細雨の降り続く夜のように優しく少し寂しげな空気が途切れなかった。

時折、朗読を行う千賀由紀子。その内容は曲の中身の説明であったり、物語のようであったり、かと思えば急にお尻の話であったりした。
透明感の中にあるくっきりとした輪郭。この雨のステージにあってさらに心を安らげてくれる彼女の声は大きな愛を与えてくれる母のように響いていた。
トランペットは類家心平。複数のミュートを使い、丸くふわふわした音や鋭く尖った音を奏でる。多くの空気を含んだ音たちが鳴り始めるとついつい耳がそっちへ向いてしまう。
そしてミュートを外し、一瞬だけ垣間見えた突き抜けるような快音。あの音はステージが終わった後も耳に残り続けた。

今夜行われたアンサンブルは映画音楽、そのほとんどがこれまでに何度も耳にしたことのある名曲たちだった。
映画のために作られたもの、映画に選ばれたもの、そしてこれから映画に選ばれることを望んでいるもの。曲が辿っている道筋は様々だが、どれも心に安らぎを与えてくれるような優しさにあふれていた。
様々な作品から抜粋されたにも関わらずステージを通して繰り返し辿り着いたのは、胸の奥に潜んでいる、ある一つの情景であった。
それはつまり「未踏の地」の世界観なのだろう。選ぶ曲、アレンジ、そしてここHOWL。全てが融合してなされた今夜のステージは意図せずして帰路につく足をゆっくりと進ませてくれた。


制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

Fuwa works Special Recording Live!
2018.10.16 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

Entrance : ¥1000(include 1drink)
☆Under 30 & Hostel guests are Charge Free! Only 1drink order please☆

出演者:佐藤帆ts 立花秀輝as 山口コーイチpf 不破大輔cb 岡村太ds

佐藤帆 プロフィール : 本当に色々な事を経て、現在ベルリン在住。

立花秀輝 プロフィール : 1971年東京生まれ。池田篤氏にサックスの手ほどきを受け、高校卒業後、尚美学園短期大学にてクラシック・サックスを雲井雅人氏に師事。大学卒業後、武蔵野音楽学院(現廃校)にて仲間とのセッションで現在のスタイルの基礎を築く。93年渡米。カンザス州オタワ大学音楽学科を首席で卒業。 97年、帰国し本格的な活動に入る。2000年、自己バンドであるAAS(元・立花秀輝カルテット・山口コーイチ、カイドーユタカ、安藤正則)が横浜ジャス・プロムナード・7thコンペティションにて当時最多の4賞(オリジナル作曲賞、ライブハウス賞、横浜市長賞、優秀賞)を同時受賞。グランプリ不在の中で同等の評価を得、CD制作(LIVE!! AAS)やジャズ・フェス等の出演を果たす。その後、板橋文夫ジャズ・オーケストラ、福村博グループを経て2002年に渋さ知らズ・オーケストラでの演奏を開始。日本国内ツアーやフェスティバルのみならず、2005年から同バンドの海外ツアーに参加。数々のフェスティバルやライブハウスへの出演を果たす。また、2008年松本健一率いるSXQ saxquintetのメンバーとしてロシア&リトアニア・ツアー、2012年渋さ知らズのリーダーでありべーシストの不破大輔率いるFUWA WORKSのメンバーとしてリトアニア&ロシア・ツアーにも参加。 現在はAAS(アァス)、不破大輔とのデュオ、田中信正(p)とのデュオ、坂田明(as)吉田隆一(bs)とのトリオを主催する傍ら、若手からベテランまで多くの音楽家との交流を目的とした立花秀輝セッションを手がける他、多くのライブやレコーディングに参加する等、精力的に活動している。代表作としてAAS(山口コーイチp、カイドーユタカb、磯部潤ds)「Song 4 Beasts」「Lebenslauf」「Live!! AAS」、立花x不破大輔デュオ「〇」、立花秀輝カルテット(板橋文夫、池田芳夫、小山彰太)「Unlimited Standard」。 様々な特殊奏法を駆使する多彩な音楽表現の他、サックス本来の音色を追求した美しいメロディーを聴かせる稀有な奏者である。

山口コーイチ プロフィール : 三歳よりピアノを始める。国立音楽大学卒。クラシック奏法、和声、厳格対位法、音楽分析、指揮法などを学ぶ。J.S.バッハの作品に10代より傾倒しそれは今も続く。パイプオルガンによる古楽演奏法を徳岡めぐみ氏に師事。ジャズは独学。在学中よりジャズ、タンゴ、即興演奏、バッハを中心にした演奏活動をはじめ、国内はもとより、epocus(永井朋生ds.カイドーユタカb)でのインドネシアツアー、渋さ知らズ(不破大輔)でのヨーロッパ、カナダと20カ国以上に上るツアーに参加し、各地の重要なフェスティバルや大劇場に出演。2000年にはAAS(立花秀輝)で横浜ジャズプロムナードコンペティションにてグランプリ待遇。様々なレコーディングにピアニスト、オルガニスト、アレンジャーとして参加。現在は「オンゾ アニマムジカ(w/青山健一 映像)」「シワブキ(w/磯部潤ds)」「ゲンゴクインテット(w/定村史朗vl.柴田奈穂vl.糸永衣里vla.不破大輔b.)」「山口コーイチカルテット(w/高橋保行tb.村田直哉tt.清水良憲b.)」「山口コーイチトリオ(w/不破大輔b.つの犬ds.)」を主宰。また「渋さ知らズオーケストラ(不破大輔)」「川下直広4(川下直広ts、不破大輔b、岡村太ds、山口コーイチp)」「リマタンゴ(廣澤哲ts.山口コーイチp.清水良憲cb)」「AAS(立花秀輝as.山口コーイチp.カイドーユタカcb.磯部潤ds)」等に参加、他にも様々なセッション、レコーディング、アレンジ等々。埼玉県ときがわ町在住。 PHOTO BY MURATA YOSHIKAZU

不破大輔 プロフィール : 1959年札幌生.フリージャズのベーシスト。渋さ知らズ主宰。’80年代に「のなか悟空人間国宝」「フェダイン」に参加。’89年「渋さ知らズ」結成。国内海外様々な場所で演奏。「風煉ダンス」「翠羅臼」「呉一郎」「発見の会」「戌井昭人」など劇伴作曲多数。プロデューサーとして、佐々木彩子、南波トモ子、玉井夕海、十中八九、チョビ渋、川下直広カルテットの音源を手掛ける。最新作は、渋さ知らズ『渋樹』。2000年代後半から各地でワークショップを行い、札幌では2010年より小学4年生から高校1年生の30名の子どもたちと3年間バンドワークショップを経験する。名前は「チョビ渋」。2017年7月より、WISE OWL HOSTELS TOKYO後援『東京湾ホエールズ』ブッキングディレクター。

岡村太 プロフィール : ロックバンドからビッグバンドまで繊細かつ爆音で叩きます。「5000mプール」 リーダー


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