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東京湾ホエールズ ( 2018-09-20 )

SPECIAL REPORT!! - 鳴らした場合 レコ発ライブ -



※画像をクリックすると拡大します
※敬称略

約一年ぶりの登場となった”鳴らした場合”。
個人としては様々なアーティストと共にここHOWLのステージ立って来た加藤一平がリーダーを務める、超実験的且つ前衛的バンド。
いつもと違い、細く鋭いギターを鳴らす加藤一平、ターンテーブルを自在に操る村田直哉、デジタルに環境音などを合わせ独自の音を作り出すyuki kaneko。
一年前、何が鳴らされるのか想像もできなかったが今日は違う。時間が経っても記憶に留まった彼らの音がHOWLに響き始めた。

HOWLでは初めてのフロアセンターをステージした特別仕様。それを取り囲み聴き入る観客たち。
ギター、ターンテーブル、エレクロトニクス。それらの音はアナログとデジタルの融合体、混ざり合うはずのない音かと思いきや、一瞬にして溶け、一つの液体のようになって耳に入ってくる。
フリージャズとも違う、ただのバンドでもない。この3人が音を鳴らした場合にのみ起こる化学反応は言葉にし得ない。
相変わらずの難解さと尖りすぎるエッジを持って、彼らはここに戻って来たのだと実感する。

その中で一本の光の筋のように短くも輝きのあるフレーズで演奏を照らし続ける加藤一平のギター、ターンテーブルとエレクトロニクスが己の表現を最大に引き出しても一つのまとまりとして包み込んでいるように感じる。
そのメロディはどこか懐かしく、レトロで、アニメーションのようでもあり、幼少期にテレビにから流れて来る画像をふとい思い出す。
彼らは私とそう変わらない年代ではあるが、そんなタイムスリップを体験させてくれる。

ただ闇雲に行われるインプロビゼーションとは一線を画する演奏。
これだけ四方八方に音を散らせながらも彼らの呼吸は一糸乱れぬ鳥の群れの様に右へ左へ急旋回しながらも突き進んでいく。
時折メンバーに目を配りコンタクトをとる加藤一平。
一体どこまで設計された演奏でどこまでが今しかない音なのか。全て同じ演奏をもう一度することはできるのだろうか。
村田直哉が大量のレコード盤を無造作に置き、取っ替え引っ替えに演奏する姿を見て、ここHOWLで初めてインプロビゼーションを体感した時に感じた疑問が久々に蘇ってくる。

彼はエフェクターの理論なんか関係なく、センスと感覚で凄まじい使い方をする。演奏終盤、東京湾ホエールズのPAを担当する田中”アニキ”篤史が驚きとともに言っていた。
自身、ギタリストでもある田中は自分だったら怖くてできない使い方だと言い、一回りほども歳の離れた加藤一平にリスペクトを示していた。
前後半、休憩を除き音を止めることなくシームレスに演奏を行った今回のライブ。
恐らく、これまで聴いたライブの中でもこれほど多くの音を耳にした日はなかなかないだろう。一つ一つはエキストラの様に一瞬の音。その全てが選ばれて登場した音かと思うと気が遠くなるほどの数。
そう、彼らの世界では音が鳴る物は全て楽器。その中から確固たる世界観を持って音を選び持ってくる。
それらを集めて鳴らした場合、誰もがまだ見ぬ新しい音楽の概念と出会えるのだと感じた。


9月11日 出演者: 鳴らした場合
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

1周年記念・ラジオ風ライブ『東京湾ホエールズ』
2018.09.25(tue) 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

Entrance : ¥1,000 /1D

出演者:玉井夕海 / 田中”アニキ”篤史

玉井夕海 プロフィール : 1977年東京生。ウタウタイ。渋さ知らズ。東京藝術大学建築科在学中、宮崎駿アニメーション演出家養成講座『東小金井村塾2』修了。声優として映画『千と千尋の神隠し』リン役、テレビアニメ『亡念のザムド』紅皮伊舟役。映画『もんしぇん』では共同脚本・主演・音楽(Psalm)を、2011年4月から始まった旅の記録映画『White Elephant』では映像作家・神田光と共同監督を務める。 2013年渋さ知らズメンバーとなり、2015年、渋さ知らズ主宰・不破大輔プロデュースによるアルバム『MOTHER SUN』(FUWA WORKS&地底レコード)リリース。2017年9月には、映画『NOT LONG,AT NIGHT』でタッグを組んだ映画監督・遠山昇司とのコラボレーションによるアートプロジェクト《ポイントホープ》もスタート。2017年7月よりWISE OWL HOSTELS TOKYO後援『東京湾ホエールズ』プロデューサー。


09.18 (tue) < 鳴らした場合 1stアルバム「ふつえぬ」レコ発ライブ!!!>
Entrance : 当日 ¥2,000+1drink / 予約 ¥2,000 +1drink (特典★★未発表音源CD-R付き!!★★)

09.25 (tue) < 1周年記念・ラジオ風ライブ『東京湾ホエールズ』 >
Entrance : ¥1,000 +1drink

09.29-30 (sat) 東京湾ホエールズ1周年記念フェスティバル<Howling Whales>
Entrance : ¥1,000+1drink
10月は、類家心平、NORiCO.s、ゆい Soleiyu、佐藤帆、立花秀輝、山口コーイチ、不破大輔、岡村太 and more!!!

おたのしみに…


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