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東京湾ホエールズ ( 2018-09-13 )

SPECIAL REPORT!! - 低音環境 with 玉井夕海 -



※画像をクリックすると拡大します
※敬称略

低音環境。今回のステージには12年ぶりに活動再開した不破大輔と高岡大祐の二人組。
これまでにもここHOWLで何度となく聴いた不破大輔のコントラバス、そして高岡大祐のチューバ。この組み合わせからなるバンド名を「低音環境」とはよく言ったものだ。
重なる低音はいったいどこまで深く、重厚な時間を届けてくれるのだろうか。
そして今回は玉井夕海がセッション。彼女の声がそこにのった時。イメージしただけで今夜の安心感は計り知れない。
開演からドシッと気持ちを座らせて、低い振動に心ゆくまで身を任せる。

今夜のHOWLは音が通る。
室内の隅々まで行き渡る低音は、静かな店内になんとも優しく優雅な響きをもたらしはじめる。
だがピリッと張り詰めた空気感はなく、仮に何か物音を立ててしまっても構わないかと思える、二人の器の広さのようなものを感じる。
時折聞こえて来る、来場客がヒソヒソと話す声。二人の低音がこの声たちをもオブラートのように包みこみ、なんとも心地のいい音に変えて耳に入って来る。

一部終盤には玉井夕海が登場。
いつも以上に穏やかなその表情から、彼女自身の今夜のライブへの安堵にも似た想いを感じる。これまで東京湾ホエールズは一年以上に渡って開催され、当然ながらピリッと張り詰めた空気感や、鋭さを前面に押し出したライブも数多くあった。
今夜ほどに緩やかな夜はそう多くはなく、「ここで一息」という空気をメンバーはもちろん、会場全体が感じていたに違いない。
三つの優しい音色は子守唄のように、瞼を重くする。

しんと静まった会場の中で響く低音、そこに紛れて聞こえて来る高岡大祐の呼吸。循環呼吸を駆使し、まるで永遠に出し続けることができるのではないかと思うほどに途切れぬ音。
不破大輔は演奏中もその技術に対して何度も称賛の声をあげる。
息遣い、口ずさむメロディ、合わせるテンポ、そんな小さな音たちが余すことなく届いて来る今夜のステージはとても貴重だ。
少数編成、尚且つ低域にしかない音、その組み合わせだからこそ浮きだって来る音たち。
当然、そこにのる玉井夕海の声は際立って美しい響きを感じさせてくれる。

終盤、このままゆっくりと進む時間の中ライブを終了するかと思いきや、最後はまさかのナーダム(林栄一作)。
この曲は東京湾ホエールズでも何度か耳にしているが、基本的に大編成の時に行われるものだと思っていた。
この少数では一体どうなったかといえば、高岡大祐は途中でチューバを置き大合唱、玉井夕海ももちろん大合唱、鳴っている楽器は不破大輔のベースのみという状況にも関わらず迫力は全く劣らない。
気がつけば観客たちも手拍子と共に大合唱。その場にいた全ての人が演者となって一緒に盛り上げる。
この曲の引力とでもいうのだろうか、気がつけば自分も口ずさむ。しっとりしたままでは終わらない。
少数編成でも大型編成でも変わらない力と魅力、安堵の中にも東京湾ホエールズを感じる一夜だった。


9月11日 出演者: 低音環境(不破大輔 / 高岡大祐)+玉井夕海
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

鳴らした場合 1stアルバム「ふつえぬ」レコ発ライブ
2018.09.18(tue) 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

Entrance : 当日 ¥2,000+1drink / 予約 ¥2,000 +1drink (特典★★未発表音源CD-R付き!!★★)
ご予約先 : 『Sound & Bar HOWL』 TEL : 03-5541-3329 受付時間(18:00 - 24:00)
お時間外はメールフォーマットにてhttps://soundbarhowl.com/contact

<メール予約 必要事項>
●お名前
●︎メールアドレス
●︎お問い合わせ種類
「その他」をお選びください。
●コメント蘭
「9/18 鳴らした場合 予約」とご記入の上、「ご予約人数」を必ず明記して 送信ボタンを押してください。
●バンドメンバーのフェイスブック、ツイッターのメッセージでも直接ご予約受付中。
「9/18 鳴らした場合 予約」とご記入の上、お名前と、ご予約の人数を必ずご記入ください。

※会場は全席自由となります。
主催&協力:東京湾ホエールズ

出演者:鳴らした場合

鳴らした場合 プロフィール : 『鈴木勲OMA SOUND』『日野皓正クインテット』『渋さ知らズ』『三上寛trio』『Tabletop Guitars』などでギターを弾く加藤一平のリーダーバンド『鳴らした場合』が1stアルバム「ふつえぬ」をリリース。
『EDITS:編人』を主催し、『DJ 顔』『おやつタイム』を率いる村田直哉(turntable)。
『balen disc』を主催、『polyphonic parachute』『qb(quantized boys)』などに参加するyuki kaneko(electronics, tape, toys)が参加。
想い出が記憶の中でバグって、勘違いと美化の末に言葉と時間軸もすっ飛ばし、良い塩梅に発酵されたフォークミュージックに?もしくはたった今生まれたフォークロア。モノトーンの朴訥としたモチーフがリアルタイムエフェクトで引き伸ばされたり、早回し、逆回転で姿を変え、ターンテーブルとエレクトロニクスによる多彩な音のカットアップによりキラキラとギラギラとコンポーズされていく。淡く滲む情緒と激しく鋭いスピード感を伴ったギターは、ビート、声、楽器、非楽器の断片と共に、三人の妄想を飄々と形にし、聴いているうちにじんわりと何処かへ連れていかれたかと思えば、急に目の前の景色と結びついて生々しく立ち上がる。
そう言えば記憶の片隅にこびりついているあの三人組のサウンドトラック。もしかしたらティーンエイジシンフォニー。』


09.18 (tue) < 鳴らした場合 1stアルバム「ふつえぬ」レコ発ライブ!!!>
Entrance : 当日 ¥2,000+1drink / 予約 ¥2,000 +1drink (特典★★未発表音源CD-R付き!!★★)

09.25 (tue) < 1周年記念・ラジオ風ライブ『東京湾ホエールズ』 >
Entrance : ¥1,000 +1drink

09.29-30 (sat) 東京湾ホエールズ1周年記念フェスティバル<Howling Whales>
Entrance : ¥1,000+1drink
10月は、類家心平、NORiCO.s、ゆい Soleiyu、佐藤帆、立花秀輝、山口コーイチ、不破大輔、岡村太 and more!!!

おたのしみに…


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