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東京湾ホエールズ ( 2018-06-21 )

SPECIAL REPORT!! - ショローCLUB -



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※敬称略

今夜の東京湾ホエールズは、「ショローCLUB」。
同年代の音楽家である芳垣安洋ds、大友良英g、不破大輔bがステージを共にする。
登場からすでに友人同士が飲み屋で席に着いたかのような落ち着きっぷりと、緩やかな雰囲気。
芳垣安洋はこれまで何度もここHOWLのステージに登場してくれているが、今日は特別に良く語る。そんな和やかな雰囲気と満員の客席でライブは始まった。

今回が初登場となった大友良英、朝ドラ「あまちゃん」ではOPテーマと劇中曲(サウンドトラック)を担当したことが記憶に新しいが、今夜の彼はギタリスト。
まるで音が金属に代わり自分自身に向かってくるような、クリアさとエッジの効いたエレキギターの音をHOWLに轟かせる。彼のライブを聴くのは今回が初めてだったが、「朝ドラ」から連想できるようなキャッチーさやポップさはどこかに置いて、今夜は彼の完全体を存分に披露する。
芳垣安洋は無尽蔵に溢れるドラムのリズムと柔らかなトーク。目にも留まらぬ速さで動き回るスティック、それが創り出す一つ一つの音は弾け飛ぶようにパワフル。ヘッドが破けるのではないかと思うほど突き抜けるスネア。その無作為に聴こえる音たちの中に、確実に存在するシンプルなビートは観客たちの身体を揺らすには十分な演奏。

そこに不破大輔のコントラバス。上記二人の、どちらかといえばエレクトリックな音にクラシカルな低音をブレンドする。
コントラバスを扱うアーティストはこれまでもたくさんここのステージに立っていたが、その正確性と野生のような荒々しさが同居した彼の音はまた格別。
ステージに立っている時の鋭い眼光とそれ以外での人間味のある振る舞い。そこには大きなギャップがあり、それこそが不破大輔という人物の魅力なのだと再確認する。

曲の合間合間に入る芳垣安洋のトーク。「今夜はジャズ番組です」今夜のステージが入念に作られた一つのラジオ番組かのようなグルーブ感で流れていく。ジャズに明るくない著者であっても存分に楽しめるこの物語は、より一層体感時間を短くしていく。
トーク中は大友良英も不破大輔も急にモードが切り替わる。そこにいる三名はただの友人がジャズ談義をかわすかのように、楽しげに想い出を語り、笑う。
ショローCLUBとは、ストイックな探究心とは少し違う、音を楽しみ、その歴史を想う。着飾らず「JAZZが心の底から好きだ。」という彼らの意思表明のように思えた。

トーク中、何度も名前が挙がったチャーリーヘイデンの「チェ・ゲバラに捧げる歌」。終盤になっても彼らの演奏のインパクトは全く薄れない。
ジョンレノンからは「世界で一番格好良い男」と言われ、その他多くの著名人から「男」としての評価を得たチェ・ゲバラの人物像が彼らに重なって見える。
おそらく無茶振りだったのだろうが、アンコールでは大友良英自らマイクを持ち、「暖かい目で見守ってください。」そういって笑いを誘いつつ、歌う。
今夜の番組は聴き応えと、笑いと、ホッとできるような安心感に包まれていた。
DJ芳垣安洋の”ショロークラブ ナイト”。提供:東京湾ホエールズ&HOWL。
今回は特番、またこの番組が実現することもあるだろう。決して電波には乗らない、この上質な番組は次回を期待させつつ、幕を下ろした。


6月19日 出演者: ショローCLUB 芳垣安洋 / 大友良英 / 不破大輔
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

四管獣 / 片山広明 4サックス
2018.06.19(tue) 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

出演者: 四管獣 / 片山広明 4サックス

RIO プロフィール : 父・永田利樹(Bass)、母・早坂紗知(S.Asax)という音楽一家に生まれ、吹奏楽でサックスを始める。 15歳でアルゼンチンへ留学し、帰国後17歳で新宿PIT INNデビュー、現在はバリトンサックスしか演奏しないという独自のスタイルで活動。親子トリオ”TReS”を中心に”渋さ知らズオーケストラ” ”東京FUNK BY PIERROT” ”Shunske G And The Peas"と、活動の場を広げ、山下洋輔、大儀見元、カルメンマキ、北原雅彦(スカパラダイスオーケストラ)、kenken、宇崎竜童、佐藤浩市、瑛太(敬称略)らと共演を果たす。
2012年 TReSで初の海外ツアーを行い、過去の留学先であるアルゼンチンパタゴニアでも凱旋公演を行う。
2014年 東京中低域でカナダモントリオールジャズフェス
同年 TReSでブエノスアイレス国際ジャズフェス
2016年 渋さ知らズオーケストラで頂~ITADAKI~フェス、YATSUIフェス
同年 TReSでシアトルジャズフェス、キューバジャズフェスに出演する
2017年日本での活動を休止し、音楽を学びに単身NYへ
そこでロニーキューバ氏、ジェームズカーター氏に師事し現在に至る

纐纈雅代 プロフィール : Saxophone奏者。1歳より音楽好きな母と2人の姉の影響でピアノを弾き始める。高校時代にチャーリーパーカーに影響を受けて、アルトサックスを手にする。2008年9月SONY MUSICより『鈴木勲 SOLITUDE FEAT.纐纈雅代』でデビュー。そのオリジナリティーは唯一無二と称される。2011年に自身のオリジナル曲によるリーダーバンド『Band of Eden』結成。サックスの他、作詞作曲、ムビラをつま弾きながら歌う。ワールドミュージックを独自の宇宙観で表現する。2015年suisui record発足、待望の1stアルバム『Band of Eden』をリリース。都内近郊を中心にツアーで各地をまわりながら音楽活動をしている。法螺貝・神楽笛、練習中。秋葉原 HOT MUSIC SCHOOLにてサックス科講師。

佐藤敬幸 プロフィール : Saxophone奏者。

上運天淳市 プロフィール : 沖縄で12年。10年勤めた広告代理店を2008年退社。2009年から写真家として独り立ち。拠点を東京に遷して再スタート!自由闊達な撮影の毎日を過ごす、まさに流転の日々。

片山広明 プロフィール : 生活向上委員会、DUB、デガショー、RCサクセションに参加。 忌野清志郎との共演アルバム「Hospital」がある。渋さ知らズの「四番バッター」。

鬼頭哲 プロフィール : 1968年生まれ、愛知県出身。作曲・編曲家、バリトンサックス奏者。「KITO,Akira Brass Band!」 主宰。 トランペットを吹いていた兄の影響で、中学入学と同時に吹奏楽部に入部し、フルートを担当。中学・高校時代は吹奏楽部の部長を務める。同時に、部活動とは別にバンドを結成、アルトサックスを始める。17歳の頃から、名古屋のジャズ喫茶主催の野外フリーコンサートに参加、ソウル・R&B系のバンドにホーンセクションで加入するなど、早熟な音楽活動を開始。フランク・ザッパの日本語意訳詞カバーバンドとして知られる「なぞなぞ商会」に加入。解散後は、ロック・ソウル・ブルース・ヒップホップ・ラテン・ボサノバ・レゲエ・フォークなど、ありとあらゆるジャンルのバンドに参加し、音楽活動・経験の幅を広げる。CMやTV番組の音楽アレンジなど、作曲・編曲活動も活発に行う。 1997年、京都で共演した大原裕氏と意気投合し、「リブ!ラフ!」に加入。名古屋を活動の拠点にしながら、名古屋、東京、関西で様々なミュージシャンと共演。2000年、「藤井郷子オーケストラ」で共演した吉田隆一氏の誘いで、10本のバリトンサックス男衆だけのバンド「東京中低域」のほぼ旗揚げ時から参加。同じ頃、ベーシストの不破大輔氏率いるフリージャズ・ビッグバンド「渋さ知らズ」にもバリトンサックスでレギュラー参加。「リブ!ラフ!」時代からの盟友、トロンボーン奏者の三原智行率いる「グリーン・パレード」や、チューバ奏者の吉野竜城、ユーフォニアム奏者の照喜名俊典、トランペット奏者の辰巳光英らとの演奏では、オリジナル曲も提供している。 2002年、2005年、2007年には、渋さ知らズの海外ツアーでヨーロッパ諸国を訪れ、ドイツ「Moers Festival」や「OffsideOpen Festival」、イタリア「Roccella Jazz Festival」、イギリス「Glastonbury Festivals」、フランス「Nantes Jazz Festival Les Rendez-vous de l'Erdre」など、世界に名立たる舞台で演奏。2006年、イギリスBBC放送の招聘で「London jazz festival」に東京中低域で出演。2008年、カナダの「The Quebec City Summer Festival」に渋さ知らズで出演。これまでに演奏で訪れた国はドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スイス、オーストリア、オランダ、ベルギー、ポーランド、ウクライナ、ロシアなど多数。 2001年、自らのルーツでもある吹奏楽の新たな可能性を拓こうと、管楽器と打楽器のみで構成された完全アコースティック構成、約30人編成の「KITO,Akira Brass Band! (KABB!/鬼頭 哲 ブラスバンド)」を旗揚げ。 名古屋と東京を拠点に活動中。ホールやライヴハウスでの演奏のほか、野外イベントでの街頭演奏・パレードなども積極的に行い、楽隊が作り出す「ハレ」の華やかさと、鬼頭作曲・編曲による親しみやすく抒情的なメロディが好評を博している。 2005年より活動拠点を東京に移し、東京・名古屋・関西などで幅広く音楽活動(作曲・編曲・演奏)を行う。

立花秀輝 プロフィール : 1971年東京生まれ。池田篤氏にサックスの手ほどきを受け、高校卒業後、尚美学園短期大学にてクラシック・サックスを雲井雅人氏に師事。大学卒業後、武蔵野音楽学院(現廃校)にて仲間とのセッションで現在のスタイルの基礎を築く。93年渡米。カンザス州オタワ大学音楽学科を首席で卒業。 97年、帰国し本格的な活動に入る。2000年、自己バンドであるAAS(元・立花秀輝カルテット・山口コーイチ、カイドーユタカ、安藤正則)が横浜ジャス・プロムナード・7thコンペティションにて当時最多の4賞(オリジナル作曲賞、ライブハウス賞、横浜市長賞、優秀賞)を同時受賞。グランプリ不在の中で同等の評価を得、CD制作(LIVE!! AAS)やジャズ・フェス等の出演を果たす。その後、板橋文夫ジャズ・オーケストラ、福村博グループを経て2002年に渋さ知らズ・オーケストラでの演奏を開始。日本国内ツアーやフェスティバルのみならず、2005年から同バンドの海外ツアーに参加。数々のフェスティバルやライブハウスへの出演を果たす。また、2008年松本健一率いるSXQ saxquintetのメンバーとしてロシア&リトアニア・ツアー、2012年渋さ知らズのリーダーでありべーシストの不破大輔率いるFUWA WORKSのメンバーとしてリトアニア&ロシア・ツアーにも参加。 現在はAAS(アァス)、不破大輔とのデュオ、田中信正(p)とのデュオ、坂田明(as)吉田隆一(bs)とのトリオを主催する傍ら、若手からベテランまで多くの音楽家との交流を目的とした立花秀輝セッションを手がける他、多くのライブやレコーディングに参加する等、精力的に活動している。代表作としてAAS(山口コーイチp、カイドーユタカb、磯部潤ds)「Song 4 Beasts」「Lebenslauf」「Live!! AAS」、立花x不破大輔デュオ「〇」、立花秀輝カルテット(板橋文夫、池田芳夫、小山彰太)「Unlimited Standard」。 様々な特殊奏法を駆使する多彩な音楽表現の他、サックス本来の音色を追求した美しいメロディーを聴かせる稀有な奏者である。

松原慎之介 プロフィール : 北海道札幌市出身。小学生の頃から数々のジャズライブを見に行き衝撃を受けサックスを始める。5年間札幌ジュニアジャズスクール、3年間チョビ渋に所属。北海道グルーブキャンプ2013にてバークリー音楽大学5weekプログラムの奨学生の権利を貰い同年の夏に留学。2014年度5weekプログラム全額奨学金獲得。2014年より、札幌近郊でライブ活動を始める。2016年、洗足学園音楽大学へ特待生としての入学をきっかけに活動の拠点を東京へ移す。21歳。


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