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東京湾ホエールズ ( 2018-05-24 )

SPECIAL REPORT!! - さがゆき anil eraslan ~public recording live~ -


東京湾ホエールズのレポートを書きはじめてもう40回ほどの公演を見てきたと思う。
毎週違う音楽を聴き、それぞれに自分がイメージする情景にたどり着くまで、そう時間はかからない。
それを言葉にするのは容易ではないが、東京湾ホエールズはいつも様々な場所へ連れていってくれる。
幼少期、まだ何も知らずに生きていた自分。10代、少しだけ世界を知ってそれを振りかざしていた自分。20代、目的に迷い右往左往していた自分。
東京湾ホエールズは自分の過去を懐かしむことができる。


※画像をクリックすると拡大します

東京湾ホエールズ初の試みとなる”公開収録”というかたちで行われた昨夜。
満員の観客たちとは裏腹に静寂に包まれたHOWL。出演者であるさがゆき、そしてanil eraslanの息遣いまで聴こえてきそうな空間でライブは始まった。
さがゆきの発する声が薄く、遠くから響き始める。anilのチェロもそれに合わせ低く、底の方から音を出す。
それは暗い森の中で怪しげな声を聴くかのような情景をつくり出し、なんとも言えない不安、夢の中のような日現実感、それでいて子守唄のような心地よさを感じさせる。
子供の頃、両親と寝るのをやめ、一人で寝るようになった。電気を消し、微睡みの中で遠くの部屋から薄っすらと聴こえる両親の話し声。
不安と安心が同居する。矛盾していて複雑な気持ちを思いだす。

途中徐々に増していく音、物語が進行していく。
ヒソヒソと話をしていた二人は走り出し、何かを追っているのか、何かに追われているのか。そんな目も耳も離せない臨場感。
anilはチェロの全身を楽器として使う。弦を使わない音、叩く、擦る、チェロという一つの箱が全力を見せてくれる。
音を響かせるこの箱は一つ一つの音に奥行きを持たせる。
さがゆきの声は、子供の頃からどこか自分の近くにあった声、初めて耳にするはずだが誰もが自分の中で知ってる声。
それに合わせ叩くギターは声に力を与え、言葉にならない声がどんどん近くなり、イメージをより明確にしてくれる。

深く暗い森をイメージしたHOWLは今日、その名の通りの森になっていた。
さがゆき、anilの二人はもともとここの住人であったかのようにHOWLで我々をもてなしてくれた。
二人の音を受け止め響かせるHOWL、じっと目を閉じ演奏を聴く観客、”人間がそこにいる”ということ自体がどのような音源として収録されたのか。
この場で収録に立ち会った全ての人が今日という作品の一部なのだろう。


5月22日 出演者: さがゆき / anil eraslan
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

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DOBU SOUND SYSTEM
2018.05.29(tue) 19:00 開場

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

出演者:高橋保行(tb,etc) / 後関好宏(ts) / 松井宏樹(as) / 加藤一平(gt) / 溝辺隼巳(b) / 池澤龍作(dr)

高橋保行 プロフィール : trombone.作編曲mix. 唄、料理 cooking songsとか渋さ知らズとかDOBU SOUND SYSTEMとかびびびとか藤井郷子オーケストラとかやってます!
WEB https://twitter.com/micro_t

後関好宏 プロフィール : saxophonist、beat maker GO$EKK¥ stim、WUJA BIN BIN、ホテルニュートーキョー、ASA-CHANG&巡礼、田我流とカイザーソゼに参加。ex-在日ファンク
WEB https://twitter.com/gosekky

松井宏樹 プロフィール : alto,soprano saxophone1983年福岡生まれ。幼少期からレコードコレクターの父の影響で様々な音楽を耳にし、4歳からピアノを始める。
​ 12歳のときにアルトサックスを始め、中学・高校時代はヤマハPMSにて伊多倉潔氏に指導を受ける。福岡大学付属大濠高校を卒業後、立命館大学に入学。めでたく本格的にジャズに目覚める。在学中はビッグバンド、RU swingin herd jazz emsemble に3年間在籍。またリーダーカルテットで京都府内のライブハウスに出演し、更に三条大橋でソロでのストリートパフォーマンスも精力的に行う。藤吉悠氏に師事。2006年10月より活動の場を東京に移す。池田篤氏に師事。新宿ピットイン昼の部を拠点にしながら自己のバンドを活動させ続ける。
2011年、EMI music japan より発売の井上銘guitar デビューアルバム「First Train」に参加。2012年、Jazz God Father・鈴木勲picc-bass のグループ [OMA SOUND]に加入。氏の音楽観に絶大な影響を受ける。長野、金沢、名古屋他へのツアーに参加。2013年より菅原高志drums の年2回の熊本・諫早を中心とした九州ツアーに参加。現在もツアーは続いている。2014年5月、ハイレゾ音源限定「Koki Matsui4 Live at UNAMAS」を発表。録音メンバーはのちの[gradate]。2016年7月、松井宏樹・菅原高志カルテット「Freeture」をリリース。好評を博している。(他メンバーは加藤一平guitar・小牧良平bass)
​ 現在自己のバンド [gradate] (魚返明未piano 大塚義将bass 吉良創太drums)鈴木勲b [OMA SOUND]、福村博trombone グループ等で都内、全国で活動中。
これまでの共演者 (一部。敬称略。)
板橋文夫piano 大我drums 大坂昌彦drums 鈴木勲bass 原大力drums 川嶋哲郎tenor sx 池田篤alto sx 米木康志bass 辛島文雄piano 本田珠也drums 竹内直tenor sx 林栄一alto sx 福村博trombone 南博piano 向井秀徳vo,guitar(zazen boys) 他。
WEB http://www.kokimatsui.com

加藤一平 プロフィール : ギタリスト。1982年東京生まれ。埼玉県飯能市 私立自由の森学園中学校・高等学校 卒。専門学校 ESPミュージカルアカデミー・ギタークラフト科 卒>
使用楽器エレキギター:Stratocaster(自作)
ガットギター:RYOUJI MATSUOKA M25
好きなもの : 充分な睡眠、ラーメン、肉、チョコ、アイス、ピック収集、ストレッチ、カレー作り(初心者)
20歳のときにギターを始める。独学。都内各所のセッションで腕を磨く。23歳の時、NYに半年滞在。ジャムセッション、ライブにて腕を磨く。
   帰国後、鈴木勲(b)、日野皓正(tp)、Han Bennink(ds)、中牟礼貞則(g)、不破大輔(b、ダンドリスト)、坂田明(as)、梅津和時(as、cl)、加藤崇之(g)、dj honda(DJ)、coba(accordion)、是安則克(b)、Keiko Lee (vo)、のなか悟空(ds)、川嶋哲郎(ts)、音川英二(ts)、松本健一 (sax、尺八) 、臼井康浩(g)、本田珠也(ds)、Grace Mahya(vo)、KILLER-BONG (DJ、rap、MPC)、タブゾンビ(tp)、丈青(p)、元晴(sax)、秋田”ゴールドマン”紀彰(b)、市原ひかり(tp)、大西由希子(as)、etcと共演。
WEB https://twitter.com/katouippei

溝辺隼巳 プロフィール : 1989年、広島県広島市出身。コントラバスを早川岳晴氏に師事。improvisation6(福島ピート幹夫)、スガダイロートリオ、DOBU SOUND SYSTEM、鈴木伸明トリオ、The LostCherry、Quintethenceといったバンドや即興セッションに参加する傍ら、自らの「うろんろん」、「EASY MEAT-ing」で活動中。ヘンテコで美しい音楽が好き。
WEB http://zobe883.hatenablog.com

池澤龍作 プロフィール : 幼少の頃より家で流れていた様々なジャンルの音楽に親しみ、ライブで体感したジャズや即興音楽をルーツに自由な発想、感覚で表現する音楽家や表現者を敬愛し自然と自らも志すようになる。古澤良治郎氏に師事。洗足学園JAZZ科に一期生として入学し大坂昌彦氏に師事。Berklee音楽大学への留学を経て帰国後はジャンル、スタイル、国内外を問わず様々な分野のアーティストと共演を重ね、数多くの刺激的なバンドやセッションで独創的なドラムと歌心ある繊細かつ大胆な表現により、その演奏を未知の領域にまで拡張する。その活動範囲は楽曲や歌〜Improvisation/即興演奏、レコーディング(アーティストのサポート、TVCMや映画、ゲーム音楽)までボーダーレスに多岐に渡り発信している。
2012年3月に自身初となるソロアルバム「池澤龍作 / IKEZAWA RYUSAKU 」をリリース。
現在レギュラーとしては、ケイタイモ(ex BEAT CRUSADERS,MONG HANG)率いる13人編成ジャズロックオルタナプログレ吹奏楽団「WUJA BIN BIN」、ピアニスト”スガダイロー”率いるフリージャズトリオ「Little Blue」&和楽器ビッグバンド「大群青」、岩見継吾と栗田妙子と結成した新感覚ピアノトリオ「Oncenth Trio」、鍵盤打楽器奏者山田あずさ(nouon,WUJA BIN BIN)との打楽器Duo「MoMo」、高橋保行(渋さ知らズ)と伴瀬朝彦(片想い)の双頭ポップスバンド「Cooking Songs」、吉田隆一(black sheep)の楽曲演奏プロジェクト「赤い砂漠 -Deserto rosso-」‥‥ など刺激的バンドにて参加活動中。
WEB https://ameblo.jp/giev-rutang


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