Go to English site →


東京湾ホエールズ ( 2018-04-20 )

SPECIAL REPORT!! - 夢は世界平和です -



※画像をクリックすると拡大します

「夢は世界平和です。」と題された今夜の東京湾ホエールズ。
プロデューサー玉井夕海が十代の頃に絵を教わり、現在は国内外で絵画・写真・映像など多岐にわたり活躍するアーティスト、会田誠。
東京藝術大学美術学部大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース教授であり、文化研究・メディア研究者の毛利嘉孝。
そして玉井夕海の三人がステージ上のソファを囲みトークがスタート。

この日はドイツ・中国・台湾・韓国・フィンランドなど数多くの国のゲストが訪れていた。
”コミュニケーションを諦めない。”そのサブテーマに沿って東京湾ホエールズの紙面デザインを手がける佐藤千尋がトランスレーションを行う。
会場内にいる全員に言葉を伝えたい。アーティストのあり方、自分たちの思想、これまでの体験、福島。様々な角度から話をしていく。

「日本では著名人やアーティストは、政治的な発言をすることができない。正確にはそういった発言は断絶される。そういう思想をはっきりと主張する人には近寄りがたい。そんな空気がある。」
確かにその通りだと思う。ハリウッドスターが政治的な発言をしたところで、おそらくは「そういう考えの人もいるよね。」という感想にとどまり、その人の人間性や芸術を否定されることはあまりないのだろう。
何が正しいか、どっちの味方か、なんて意見をここで書くつもりは毛頭ないが、日本では、そのどちらに寄っていても強く主張すると嫌われる。それは確かにその通りだ。

会田誠氏のアート作品、毛利嘉孝氏の発言、玉井夕海の行動、それらはアーティスト・著者・研究者としての作品であり自己主張だ。
そもそもアートは”自己主張”そのものなのではないか?その自己主張が伴わないアーティストとはなんなのだろう。
今日登壇した彼らの主張するフィールドがたまたま社会問題や政治的問題ということで、もちろんそのフィールドでなくても構わないが、自己主張はアーティストにはもちろん、私も含めたその他多くの日本人に欠けている大切な権利だと思う。そんな当たり前で、大切なことを思い出し、考えさせられる。

会場に来ていない方は、さも難しい話を畏まってしていたかのように思うかもしれないが、押し付けでもなく、来場者に何かを説く訳でもなく、ただ彼らは自分を表現をしていただけ。酒を飲み、時に冗談を交え、外国人ゲストに話をふる。
これが彼らのスタイルなのだろう、”主張し続けること”、そこには自然と共感者が集まり、一つの大きな塊になる。
強行姿勢で何かに引きずり込むこと、説き続けて洗脳すること、そうして得た人材や繋がり、成果になんて全く意味がない。彼らはそのことを知っているのだろう。
どんな意見や思想でもいい、自分の思いや考えを単純に言葉や行動にする。簡単で非常に難しいことを教えてくれる。

最後に玉井夕海のピアノと歌でトークショーは終了。
音楽ライブではなかったが、思い思いに今日のショーを振り返り、語りながら酒を酌み交わす。
日本人にとって非常に高いと感じる”自己主張”というハードルは、今日この場にいた人にとって少しだけ低くなった。そんな気がする。

4月17日 出演者: 毛利嘉孝 会田誠 玉井夕海 玉井一匡 佐藤ちひろ(通訳)
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

2018.04.24(tue)  19:00 開場
山口コーイチpf つの犬ds 松本健一ts,ss

※リハーサルなどの状況により多少前後する事がございます。ご了承ください。

出演者:

山口コーイチ プロフィール
三歳よりピアノを始める。国立音楽大学卒。クラシック奏法、和声、厳格対位法、音楽分析、指揮法などを学ぶ。J.S.バッハの作品に10代より傾倒しそれは今も続く。パイプオルガンによる古楽演奏法を徳岡めぐみ氏に師事。ジャズは独学。在学中よりジャズ、タンゴ、即興演奏、バッハを中心にした演奏活動をはじめ、国内はもとより、epocus(永井朋生ds.カイドーユタカb)でのインドネシアツアー、渋さ知らズ(不破大輔)でのヨーロッパ、カナダと20カ国以上に上るツアーに参加し、各地の重要なフェスティバルや大劇場に出演。
2000年にはAAS(立花秀輝)で横浜ジャズプロムナードコンペティションにてグランプリ待遇。様々なレコーディングにピアニスト、オルガニスト、アレンジャーとして参加。
現在は「オンゾ アニマムジカ(w/青山健一 映像)」「シワブキ(w/磯部潤ds)」「ゲンゴクインテット(w/定村史朗vl.柴田奈穂vl.糸永衣里vla.不破大輔b.)」「山口コーイチカルテット(w/高橋保行tb.村田直哉tt.清水良憲b.)」「山口コーイチトリオ(w/不破大輔b.つの犬ds.)」を主宰。また「渋さ知らズオーケストラ(不破大輔)」「川下直広4(川下直広ts、不破大輔b、岡村太ds、山口コーイチp)」「リマタンゴ(廣澤哲ts.山口コーイチp.清水良憲cb)」「AAS(立花秀輝as.山口コーイチp.カイドーユタカcb.磯部潤ds)」等に参加、他にも様々なセッション、レコーディング、アレンジ等々。埼玉県ときがわ町在住。
PHOTO BY MURATA YOSHIKAZU

松本健一 プロフィール
1964年長崎県生まれ。インプロヴィゼーションや特殊奏法を中心に縦横無尽に探求するクレージーサックス奏者。中学~高校時代に友人とバンド活動を楽しんでいたが、1981年に行われたソニーロリンズのライブアンダーザスカイ公演に衝撃を受けサックスを手にし独学でサックスを練習する傍ら80年代後半よりピットイン、ジロキチ、アケタの店など都内ライブハウスで演奏を始め、のちに松風鉱一氏に師事する。エバン・パーカー、ジョン・ブッチャー、スティーブ・レイシー、ミシェル・ドネダ、横山勝也などのインプロヴィゼーションや尺八音楽に影響を受けつつ独自のスタイルを模索。
現在はギターの福島久雄との「漂流(さすらい)duoライブ」、個性派サックス奏者4人による「SXQ」、ソロや即興演奏のセッションで活動中。他、ライブやレコーディングで「ハイタイド・ハリス ブルースバンド」、「アーバン・サックス日本公演」、「水谷浩章LOW BLOW」、「松本健一・つのだ健duo」、松本・つのだ健・かわいしのぶによる「パワートリオ」、「アケタオーケストラ」、「オリジナル・ラヴ」、「藤井郷子オーケストラ」、清水くるみ「ZEKオーケストラ」、「西尾賢ソボブキ」、「山崎弘志ユニット」、「ビル・ウェルズ」、「ニーノトリンカ」、「高橋徹也」、「東京中低域」、「三角みづ紀」、「ギャランティーク和恵」、「world's end girlfriend」、劇中音楽で、「ナイロン100℃」、「人形劇団クスクス」、NPO法人氣道協会のさまざまな企画・講座に即興演奏で参加するなど多方面で演奏活動を繰り広げている。 2001年より即興演奏ワークショップ「新・即興の日」を主催。 2008年国際交流基金の助成を受け「SXQ」でロシア LONG ARMS FESTIVAL、リトアニア VILUNIUS JAZZ FESTIVALに出演。 2017年春に山形県鶴岡市に移住。今後の活動を模索中。

松本健一 プロフィール
1964年長崎県生まれ。インプロヴィゼーションや特殊奏法を中心に縦横無尽に探求するクレージーサックス奏者。 中学~高校時代に友人とバンド活動を楽しんでいたが、1981年に行われたソニーロリンズの公演に衝撃を受けサックスを手にし独学でサックスを練習する傍ら80年代後半より都内ライブハウスで演奏を始め、のちに松風鉱一氏に師事する。
エバン・パーカー、ジョン・ブッチャー、横山勝也などのインプロヴィゼーションや尺八音楽に影響を受けつつ独自のスタイルを模索。現在はギターの福島久雄との「漂流(さすらい)duoライブ」、「SXQサックスクインテット」、ソロや即興演奏のセッションで活動中。他、ライブやレコーディングでアーバン・サックス日本公演、アケタオーケストラ、オリジナル・ラヴ、藤井郷子オーケストラ、ソボブキ、東京中低域、ギャランティーク和恵、world's end girlfriend、など多方面に参加。2001年より即興ワークショップ「新・即興の日」を主催。2008年国際交流基金の助成を受け「SXQ」でロシア LONG ARMS FESTIVAL、リトアニア VILUNIUS JAZZ FESTIVALに出演。2017年春に山形県鶴岡市に移住。今後の活動を模索中。


ABOUT | MENU | MONTHLY | TOPICS | RENTAL SPACE | ACCESS | RECRUIT | CONTACT

©︎2017- SOUND & BAR HOWL