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東京湾ホエールズ ( 2018-03-21 )

SPECIAL REPORT!! - with 中川五郎 & 東京湾ホエールズバンド -



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この日は前座として”不破大輔&玉井夕海”で予定されていた。東京湾ホエールズのPAを務める田中”アニキ”篤史が先週、不破大輔と冗談半分で「ギターで出なよ」なんて話をするまでは。
そんな勢いで実現した、本日結成・本日解散の前座”東京湾ホエールズ スペシャルバンド("Gt.",b 不破大輔、Vo.p 玉井夕海、"Gt." 田中”アニキ”篤史)。
これまで開催された全34ステージを全て見てきた著者としてはなんとも不思議で、なんともアットホーム。そしてなんとも楽しいステージでの幕開けとなった。

普段、ベースを持つ不破大輔がギターを弾く。普段、寡黙に演奏している彼がマイクに向かう。
普段、PA席で演者の音楽をまとめあげているアニキがステージにいる。そしてそこにはいつもの玉井夕海の笑顔がある。
ここ、HOWLでのステージを全て見た著者にとって、”スペシャルな出来事”としか形容しようがない、そんな前半だった。
おそよ30分の前半を終え、中川五郎がステージに立つ。
エレアコギター一本を提げ、単独のステージ。前半の東京湾ホエールズスペシャルバンドからソロステージとなったが、その力強さとストーリーは全く負けていない。

”soixante neuf”。一曲目は金子光晴の「愛情69」を未成年の観客が数人いる中で力強く歌う。
とてもじゃないがここで意味を語ることはできない。思わず詩に聴き入ってしまう。こんな曲は今からちょうど50年も前に作られたと考えると、今も昔も人間の本質なんて変わらないと思った。

中川五郎の歌にはストーリーがあった。
政治を歌い、戦争を歌い、詩を歌い、福島を歌う。ステージが進むにつれ、”中川五郎”と言う人間が何を思い、どんな思想を持つのか。そんなことがひしひしと伝わってくる。
場合によっては意見の対極になることもあるだろう。同意できないこともあるだろう。しかし、それら様々な考えがあった上で、笑顔で聴ける。
彼の歌とギターには”と伝える力”があるんだと感じる。

終盤には東京湾ホエールズバンドが加わり、中川五郎の伴奏をする。
「コードはEです。適当に入ってきてください。」そんな中川五郎の仕切りで演奏に入る。そこに感じる”渋さ知らズ感”。
それをさらっとこなすメンバーはやはり”渋さ知らズ”だった。
即席であり、急遽であり、ノリでもあったメンバー。その未完成感も含めて今日のライブには価値があった。
最後は中川五郎のエレアコにディストーションをかけ、迫力の演奏に観客の合唱で終了。

アンコールに応えるまでもなく、全力疾走で長時間のステージを終えた。
アニキはいつものPA席で一休み、不破大輔と中川五郎はソファーで談笑。
訪れていた観客の中には今日、中学の卒業を迎えた青年。それを祝うメンバー。
東京湾ホエールズのステージの近さ、心の近さ、暖かさを感じることができる素敵な一夜だった。


3月20日 出演者: 中川五郎 Gt.Vo. / 東京湾ホエールズバンド(不破大輔 Gt.b / 玉井夕海 p.vo. / 田中”アニキ”篤史 Gt.)
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

次週3月27日は渋さ知らズオーケストラ西旅2018 広島編 出演のためお休みです。
SOUND & BAE HOWLは通常営業となります。

2018.04.03(tue) 芳垣安洋duo 細海魚 19:00 開場

出演者:芳垣安洋 / 細海 魚

芳垣安洋 プロフィール
関西のジャズエリアでキャリアをスタートさせ、モダン・チョキチョキズ、ベツニ・ナンモ・クレズマー・オーケストラ、渋さ知らズなどに参加後上京。
渋谷 毅、山下洋輔、坂田明、板橋文夫、梅津和時、片山広明、巻上公一、ホッピー神山、大島保克、菊地成孔、オオヤユウスケ、高田漣、ヤドランカ、酒井俊、長谷川きよし、カルメン・マキ、おおたか静流、小島真由実、浜田真理子、カヒミ・カリィ、UA、原田郁子、John Zorn、Bill Laswellなど様々なミュージシャンと共演。 現在、ROVO、大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ、南博GO THERE、アルタード・ステイツや自己のバンドVincent Atmicus、Emergency!、Orquesta Nudge!Nudge!等のライブ活動の他、蜷川幸雄や文学座などの演劇や、映画の音楽制作も手掛ける。 メールスジャズフェスを始めとする欧米のジャズや現代音楽のフェスティバルへの出演や、来日するミュージシャンとの共演も多く、海外ではインプロヴァイザーとしての評価も高い。 レーベル「Glamorous」を主宰する。

細海 魚 プロフィール
北海道中標津町生れ。繭(Maju)、neina、hosomi、Livingstone Daisyなどの名義でも活動。豪EXTREMEより繭(Maju)名義で5枚、独Mille Plateauxよりneina名義で2枚のリリースがあり同レーベルのコンピレーションclick + cutsやplopのコンピレーション等にも参加。’13年春、八野英史とのユニットLivingstone Daisy「33 Minutes Before the Light」リリース。同年11月、細海魚名義では初となるソロアルバム「とこしえ」を新居昭乃プロデュースによるピュアハートレーベルより発表。2014年1月、b-flowerに正式加入。有機的な繊細さに満ちたそのサウンドは内外問わずファンも多く、とくに国内のアーティストやミュージシャンからは唯一無二の音楽観によって絶大な信頼を得ており、新居昭乃、ミナクマリ、AZUMA HITOMIのプロデュース、山口洋、ヤマジカズヒデ、芳垣安洋、MIGU、おおはた雄一等とのコラボレーション、矢野顕子や鳥羽一郎のアレンジ、坂本龍一主宰のKizunaworldへの参加など、キーボーディスト・アレンジャー・プロデューサーとして多彩な活動を続けている。


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