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東京湾ホエールズ ( 2018-02-08 )

SPECIAL REPORT!! - with 栗コーダーズ meets 渋さ知らズ -


※画像をクリックすると拡大します

前半のパートは栗コーダーズ。
この日は冒頭から満員の観客席、とても静かで美しい音色が鳴り始めると一同思い思いに目を閉じ、耳を傾けはじめる。
満員の観客がいるにもかかわらず静寂が響き渡り、神前に立たされているのかと思ってしまうほどだった。
今にも神々しい光が見えてきそうな心地いい演奏は、HOWLの”音の鳴り”を最大限まで引き出してくれる。

リコーダーを主とした演奏は、可愛らしさと美しさに溢れていた。
幼少の頃、誰もが一度は所有し演奏した、ありふれた楽器。それ以来忘れていた楽器。しかし「リコーダー」とはこれほどまでの奥ゆかしさと美しさを秘めているものだったということは今日、初めて知った。
カメラを向けながらもどうしても両耳をステージに向けて目を閉じたくなる。視覚を遮り、聴覚のみの情報を求めてしまうのは無意識的な、本能の働きの方な気がした。
栗コーダーズと言えばカルテットで誰もが一度は耳にしたことのある「ピタゴラスイッチ オープニングテーマ」や通称「やる気のないダースベーダーのテーマ」とは全く違った雰囲気。

あっという間の一部が終わり、二部は全く別の雰囲気に変わる。
ゲスト出演した「やちむん」の二人は、南国の暖かい雰囲気と共に登場し、ステージに加わる。
「全メンバーは3~4人」そのアバウトな自己紹介やメンバーとの思い出。1991年の結成から今に至るまでのあれこれを面白おかしく語る。
歌われる曲たちも奈須重樹の人生のような、それとも自分の人生のような、想い重ねるには十分な人情がこもったものばかりだった。

途中、ハプニングが起こる。ギターの6弦(一番太い弦)が切れる。一旦音を止めるが、それ自体すらもエンターテインメントと化してしまう奈須重樹。
弦を張り替えながらも観客を飽きさせることはなく、弦が切れたことを嬉しそうに語り、むしろ弦が切れる場に居合わせたことを嬉しくすら思わせてくれる。
他のメンバーたちも笑い合いながら準備を待つ。
そうして再開した演奏はさらに観客たちを盛り上げていた。

終盤、「一生売れない心の準備はできてるか」そのタイトル通り、そんな問いを投げかける歌が歌われた。
少なからず、音楽やアートに興味を持ち、その道を志したことのある自分。そしてそれを諦め別の道を選んだ自分。のはずだったが、改めてそう問われるとはっきりと「できている」と言えない自分。どちらかというと枠にはまって生きる自分から見て、「俺はできてない!」と言う奈須重樹は疎ましくも羨ましく、漢だった。
最後の最後にギターの4弦が切れ、神がかった笑いと共に力で押し切る演奏をみせ、ライブは終了。
お笑いのライブが終わった後のような和気藹々とした雰囲気に包まれながら会場を後にする観客が印象的だった。


2月6日 出演者: 栗コーダーズ、やちむん
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

2018.02.13(tue) 19:00 開場

出演者:トリオねじ
藤掛正隆 加藤崇之 かわいしのぶ

トリオねじ プロフィール
加藤崇之g、かわいしのぶb、藤掛正隆dsの3人によるフリーミュージックユニット。三者三様の個性が奇妙に絡まったインストゥルメンタルを中心に、かわいしのぶによる脱力(それでいて強烈)なヴォーカルも時々披露。上下左右天国地獄、底なしの振幅をおさめたデビューアルバム「ねじの国」、林栄一asをゲストに迎えた「トリオねじ×林栄一」、坂田明sax,clをゲストに迎えた「トリオねじ×坂田明」の3枚のアルバムをこれまでにリリースしている。

加藤崇之 プロフィール
1955年生。大学在学中、19才でプロ入り。米軍キャンプでのディスコバンド、ブラジル人との サンババンドの経験など幅広い活動等を経、28才の頃より自己のリーダーとしての活動を開始。ジョージ大塚G、鈴木 勲G、菊池 雅章G、益田 幹夫G、向井滋春「オリッサ」、高橋知己G、今村裕司G、榎本秀一G、井上淑彦G、金井英人G、翠川敬基「緑化計画」、渋さ知らズ、ルイザン・マイアG、フランシス・シルバG、モンゴロイダーズ、CO2等で活躍、現在はガットギターによるソロ、エレクトリックギターによるソロ、宅SHOOMY朱美、さがゆき、蜂谷真紀ら個性派でフリースタイルのボーカルとの活動、松風紘一(AS)グループ、ベテランから若手まであらゆるミュージシャンとのフリージャズや、インプロの交流、時々ブラジル音楽の歌手らとの共演など、積極的にライブ活動を行っている。

かわいしのぶ プロフィール
1971年東京生まれ。高校一年からベースを始める。91年SUPER JUNKY MONKEY 結成。94年SONYレコードよりデビュー。国内、N.Y、L.A等で繁茂にライブを行う。国内で5枚、アメリカで2枚のアルバム発売。SUPER JUNKY MONKEY 活動休止後、多くのバンドやユニット、パンチの効いたブルース(vo&g : マダムギター長見順、vo&ds: GRACE、vo&b : かわいしのぶ)、しぶやさんといっしょ!(vo.p: 渋谷毅、vo.per: 藤の木みか、vo.ds: 外山明、vo: 小川美潮 、vo&b : かわいしのぶ)、BLUE MOVEe(vo.g: うつみようこ、g: 坂本ミツワ、ds: 小関純匡、b : かわいしのぶ)、tricomi(vo.g: 水谷紹、ds: Whacho、b : かわいしのぶ)、EGO-WRAPPIN'&THE BiKiNi BaNDitS(vo.g: 中納良恵、g: 森雅樹、b.sax: 浦朋恵、ds : 加納佐和子、b : かわいしのぶ)、world's end girlfriend / poltergeist ensemble 等などで活動中。

藤掛正隆 プロフィール
異分野コラボレーションFORMLESS MACHINEの主宰、セッション活動を経て、96年ZENI GEVAに加入、米国、欧州、豪州ツアーやフェスティバルへ出演。97年にBAKI、諸田コウらと#9結成。98年Z.O.Aに参加。99年フルデザインレコード設立。13oz.、酒井泰三3355、恒松正敏GROUPなどを経て、2007年渋さ知らズに参加。灰野敬二、巻上公一、山本精一等様々なアーティストと共演、多くのCD作品をリリース。2014年初のソロ名義作品「UNIVERSE,RED&BLUE」を発表。現在、ホッピー神山とBIRGIT、加藤崇之とのTen-Shi、ヒゴヒロシらとのNoME等様々なユニット、セッションで活動中。CD最新作は片山広明とのデュオ「INSIDE or OUTSIDE」。また、2007年より継続中の早川岳晴とのセッションシリーズ 「崖っ縁セッション」も毎回多彩なゲストを迎え継続中。


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