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東京湾ホエールズ ( 2018-01-26 )

SPECIAL REPORT!! - with TRes&伊藤志宏 -


1月23日、大雪の後の八丁堀で開催された東京湾ホエールズ。
東京の外気とは真逆、熱いステージを見せてくれたTReS & 伊藤志宏のステージをレポート。


※画像をクリックすると拡大します

今回出演しているTReSはサックスの早坂紗知、コントラバスの永田利樹、そしてその二人の息子であるバリトンサックスのRIOという家族によって構成されている。
そこにピアニストの伊藤志宏が加わりライブを行った。
家族で構成されたバンドというのは実は今回初めて見たが、その連携や仕草、目線の配り方など、全ての所作がナチュラル、なんの隔たりもない音楽がそこにあり、なんの屈折もなく観客席に届いてくる。
そんな印象を感じるところから始まった。

前半、演奏された楽曲たちはとてもモダンな雰囲気。
しかし「どの国の」とか、「どの人種の」という特定感は一切なく、連想できる情景は限りなく無限だった。
同じ曲の中にいても自分自身のイマジネーション次第で何にでも融合できる、そんな多様性を感じる。

伊藤志宏のピアノは紳士的且つ野生的だった。ものすごいスピートで弾かれる鍵盤、時に体をのけぞらせて演奏する。
しかし、その手元を見ていると何故か茶道のような上品で整然とした所作に感じる。
永田利樹のコントラバス、弦を圧えるその腕には職人の力強さのようなものを感じる。時にコントラバスの太い弦が切れてしまうのではないかと思わせるほどに激しく、弦を叩く。

早坂紗知はサックスで会場に華を添える。軽快且つ美しい音色は長いソロパートであっても一切の緩みを感じさせない。
どこまで駆け上がるのか、終わらないラストスパートのような全力の演奏。
RIO、ステージ上で一番若く精悍なその姿からは想像できない、芯の太い大木のような力強さを持った演奏。
間近で聴くバリトンサックスと彼の息遣いは唸る大地のような大きさとを感じる。

今回のステージは各曲の中でソロパートがふんだんに用意されていて、彼らの情熱や技術をこれでもかと披露してくれた。
各パートの中、マラカスなどを使いアクセントを与えながら、それを見つめる目が”家族”を感じさせる。
終盤には会場が一体となり手拍子に合わせ早坂紗知・RIOが歌う。何も知らずに入場して来たホステルの外国人ゲストたちも一瞬にしてその空気に取り込まれて手拍子に参加する。
国籍を感じさせない音楽と国籍のない客席、それらがつくる一体感と満足感の中でライブは終了。
「TReS & 伊藤志宏」という四人の家族、そんな風に思われてくれる、素敵な一夜だった。


1月23日 出演者: TReS & 伊藤志宏
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

2018.01.30(tue) 19:00 開場

出演者:川下直広カルテット

川下直広カルテット プロフィール
90年代に最強のパンクジャズトリオと謳われた川下直広、不破大輔、大沼志朗(ドラムス)による伝説のバンド「フェダイン」。フェダイン解散後にドラムスが岡村太に替わり、ロフトジャズを核とした川下直広トリオを結成。過剰なまでのビブラートと、あふれ出る歌心を吹きまくるテナーサックス川下直広と、圧巻のグルーブを刻む不破大輔のベースが織りなす音は骨太!そして近年よりピアノの山口コーイチを加えたカルテットとなりますます音楽の幅を広げている。

写真提供 村田善一©


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