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東京湾ホエールズ ( 2018-01-19 )

SPECIAL REPORT!! - 魔女は天使に蓋をする -


2018年、2回目の開催となった東京湾ホエールズは「魔女は天使に蓋をする」と銘打たれたライブでした。
先週とはまた全く違う一夜をレポート。


※画像をクリックすると拡大します

今夜のライブはシンガーソングライターの池間由布子氏、アルトサックスは纐纈雅代氏、チューバ奏者の高岡大祐氏によるトリオ。
今夜のタイトル「魔女は天使に蓋をする」に沿ったメンバー紹介では自身を”魔女”、纐纈氏を”天使”、高岡氏を……”蓋”と称した池間氏。
高岡氏の唱歌では会場から思わず笑いが溢れた。

池間氏の切ない夢のような歌声によって歌われる曲たちは、なんというか、人の真理というか、人生を感じさせるものが多かった。
前半に歌われた曲の中で「大抵のことは他人事。」というような歌詞があり、そこからずっと頭から離れずに今に至っている。
「人間は結局のところ孤独なんだ」という意味にも取れるし、「人目を気にしない強さを手に入れろ」と勇気付けられている気もした。

歌の中で、歌詞の最後に「ね。」「です。」と笑顔で加える池間氏。
それがアドリブなのか、そもそもそういう詩なのかはわからないが、その表情と仕草を見ると歌に込める気持ちの量が伝わってくる。
そこに纐纈氏のアルトサックス。纐纈氏のアルトサックスは効果音のように奏でられる時間が多く、目を閉じると少年時代に錆びたブランコで一人遊ぶ光景が浮かんでくる。
高岡氏のチューバは予想に反して優しく、大らかな響きを奏でる。海・山・風、そういった大きな自然を連想、ふとカメラを構えるのを忘れて、このトリオに聴き入ってしまっていた。

今日も観客は非常に多く、満席の状態。しかし先週の満席とは打って変わった雰囲気。
先週と同じ顔もちらほら見えるが、今週はまた違った表情でステージを見つめている。これが東京湾ホエールズなのだろう。
二部の最後にアンコールとして、渋さ知らズの名曲『飛行機』が、高岡氏と纐纈氏の口笛と歯笛から始まる。石川啄木の詩に不破大輔氏が寄り添い紡いだメロディーが、池間由布子氏の声となり、たゆとうて揺れ、溶けてゆく。
「飛行機」は聴く観客たちの心に染み渡り、皆それぞれが幼少の情景を思い描いているかのような、優しくも切ない表情へと変化させていた。
今日もまたここで何かが起こっていた。来週は何が起こるのだろうか。観客たちはそんな期待を胸に今夜も帰路につく。


12月27日 出演者: 池間由布子 / 纐纈雅代 / 高岡大祐
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

2018.01.23(tue) 19:00 開場

出演者:TRes (早坂沙知as RIObsax 永田利樹cb), ゲスト伊藤志宏pf

TRes プロフィール
永田利樹b、早坂紗知saxに息子であるRioをバリトンサックスに加えたトリオ。2012年6月アルゼンチン公演の為に結成されたが、以後、日本でも北海道、東京 などでライブ活動を行っている。アルゼンチン/ブエノスアイレスでは有名スカバンド/DancingMoodにゲスト出演し1500人の観客が総立ちになった。 また、パタゴニア地方のサンタ・クルス州で2011年に1年間留学していたRIO(当時18歳)は凱旋コンサートとなり、新聞,ラジオ、TV ショーに出演し演奏を行った。 オリジナル曲、Piazzollaを中心としたアルゼンチンタンゴ、ブラジル....etc.を変則的なトリオで演奏し、今までになかった新しいサウンドを展開。2013年にCD1枚目「Escualo」、2014年に「La Luna Roja」をリリース。同年11月に南米ツアー(ブラジル、アルゼンチン)を行った。「ブエノスアイレス国際ジャズフェスティバル」に日本人グループとして初めて招待され大好評を博した。2015年5月にNHKFM [ジャズトゥナイト]でTReSの特集が組まれ、日本でも注目を集めている。

伊藤志宏 プロフィール
1977年8月28日生まれ 東京出身 ちなみに乙女座A型 五歳の頃より祖父の岸川基彦にクラッシックピアノを師事する。14歳のとき東京交響楽団とベートーベンピアノコンチェルト三番を共演好評を博す。慶応義塾経済学部入学後セロニアスモンクのソロピアノのCDを聞いて「ジャズもいいかも」 と思い独学で始め音楽理論も同時に一人で学ぶ。23歳くらいからいつの間にかライブを始めるようになりプロ活動を開始。特にドラム、ベースのいない変則形態における演奏には定評がある。今現在、ソロピアノ、ピアノトリオ、多様な編成での独自の活動を模索中。また沢山の歌手から伴奏者、アレンジャーとして信頼を寄せられる。


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