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東京湾ホエールズ ( 2017-12-28 )

SPECIAL REPORT!! - with もんしぇん楽団 -


今年最後の開催となった、東京湾ホエールズ。
12月26日という年の瀬にも関わらず多くの観客で埋め尽くされ、静かで、美しい一夜となりました。


※画像をクリックすると拡大します

この日は東京湾ホエールズのプロデュースを務める玉井夕海が原作・共同脚本・主演・音楽を手掛けた映画『もんしぇん』より、”もんしぇん楽団”が出演。
静かに鳴り響くバイオリンとアコーディオンにライブ開始直後から観客たちはじっと聴き入っていく。

音楽と人形劇、という構成から子供を連れた家族なども訪れている。
12月26日開催、であったが一日勘違いしてしまう聖夜的な雰囲気。とても美しく、自分の体の中の無駄な力が抜き取られていく。

いよいよ人形劇が始まる。
しかし私がこれまで観た、聴いてきた”人形劇”とは全く違う。正直なところ、登場したその姿に目を疑った。
一瞬目をやるだけではとても恐ろしい、しかしよく観てみるとどこか切ないような、悲しいようなそんな出で立ち。

これは何を表現しているのだろう?無音の中、北井氏の息遣いまで聴こえてきそうだ。
怖い、切ない、儚い。自分の中ではそんな断片的な感想を拾うのに精一杯だった。
冒頭にも書いたが子供もいる。ふとファインダーから目を離すと、横目にステージをじっと見つめる子供の姿が目に入った。
「自分が子供なら泣いているかもしれない。」そう思ったが、ただ怖いだけではない、ということが子供にも理解できるのか、じっと劇に見入っていた。

さらに登場した人形は、クマなのか犬なのか、わからない。そこに大きな唇の人形が登場した。単体で見れは何を表しているのか全く想像ができないが、この二つが作り出す世界にはなぜだか先ほどまでの怖さはなく、優しさのようなものを感じるような気がする。
終盤、『もんしぇん』の主題歌を歌い、ライブは終了。
本当に深く、一度観ただけでは到底理解が追いつかない、不可思議なステージ。
「意味のわからないものを必死に理解しようとして、観る。そのこと自体に意味がある。」以前、聞いたそんな言葉が思い出される。
音楽や芸術はストレートなもの、変化球なもの、今回のようにボールを投げたのかすらわからないもの。色々な表現がある。
東京湾ホエールズは、その全てが存在し、毎回毎回思いもよらないステージを観ることができる。
渋さ知らズの主宰 不破大輔と、渋さ知らズの玉井夕海のつくる”東京湾ホエールズ”の真髄を感じる一夜だった。


12月27日 出演者:
玉井夕海 / 松尾嘉子 / 岩城里江子 / 北井あけみ
制作 : 玉井夕海 不破大輔

~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。 宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、 新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。


- 次回開催情報

2018.01.09(tue) 19:00 開場

※1週目1月2日は正月休みとなります。

出演者:DOGON & JapaLkan

辰巳小五郎(DOGON) プロフィール
ラッパ一本持ってどこへでも飛んで行く無重力トランペッター。渋さ知らズ、東京スリム、仙波清彦&カルガモーズなど。あらゆる音楽の場で音の核を担っている。メインユニットはThe Space Baa(辰巳光英(elc-tp)・不破大輔(elb)・Jimanica(ds,pad))。辰巳光英が、アニメーションミュージックを多く手がけコアなファンを持つ吉森信(pf)と2000年に組んだ「ザ・サンフランシスコ」(2004年1st slbum/ moya)などの自由で浮遊感溢れる音楽性を核に、2005年よりSpaced Out!! Project(辰巳光英ソロ+ゲスト)という形で2年間活動。2007年、コンセプトを推し進めサウンドを強固なものにする為、ベースの不破大輔(渋さ知らズ、フェダイン)、ドラムスのJimanica(d.v.d、nhhmbase)の強力かつフレキシブルなリズム隊でSpaced Out!!としてレギュラーバンド化する。コンスタントにライブを重ね、骨太なバンドサウンドでありながらどこにでも飛んで行けるフリーな音楽性を追求。2009年8月下旬発売の1st slbum「with love from a planet」を境に、バンド名をThe Space Baa(スペースバー)とする。

赤澤洋次(DOGON) プロフィール
1972年1月9日東京都渋谷区で生まれ育つ。旧姓石井。12歳からギター、22歳からソプラノ・アルトサックスなどを独学で始める。某大学絵画科在籍中は、描画と演奏に明け暮れ存在証明を探す日々を過ごす。1992年以降、Psychedelic Crazy Horse、Asian Harmolodic Eksperyans、市松サウンド細工、HAYAKAWA、林栄一+PCH、GNU、流間南などのバンドにギター、サックスで参加。他セッションもこなすも、2001年、訳有って音楽活動を停止。その後2006年、演奏活動再開。現在、障害者通所施設むつみ工房(就労継続支援B型)を運営しながら表現活動を続けている。客観的にも主観的にも、演奏も描画も上手ではありません。こんな表現があっても良いんじゃないか、巧さだけを求める必要は無いんじゃないか、との思いです。表現方法はいつだって自由なはずです。また、活動方法も自由なはずです。所謂プロとしては活動せず、障害者支援を日々の中心に据えつつ表現活動をする私自身が一つの提起なのです。

湊雅史(DOGON) プロフィール
1966年3月20日東京都生まれ。 13歳から札幌へ移る。 幼少より、ピアノ、トランペット、フルートなどの楽器に親しみ、 14歳でドラムと出会う。 高校生の頃にドラマーとして札幌で活動を展開、 「サーベル・タイガー」への加入。 上京後の1987年、21歳にて「DEAD END」に加入しメジャーデビュー。ビクター音産、BMGビクターから4枚のアルバムを発表。 ヘビーメタルの範疇に留まらないパーカッシヴなスタイルとテクニックで広く評価を得る。 1990年に「DEAD END」を脱退した後は、 活動の母体は常にバンドにありつつ、井上陽水、福山雅治、レッドウォリアーズ、ホッピー神山、奥田民夫等様々なセッション、スタジオワークも数多く行う。 1991年から下山淳らと「60/40」、1994年からはホッピー神山らとの「Optical 8」をスタート。 現在は橋本ジュンらと「A」、吉田哲治(tp) 伊藤啓太(b)らと「爆裂ロマンス」、レッドツェッペリンのトリビュートバンド「LED ZIPPOLIN」、ジド・バレットを唄う会などのライブワークを中心として多方面に活動中。

JapaLkan プロフィール
日本で数少ないバルカン音楽を演奏するバンド。2014年9月に結成。 マエストロ、ひっしーを起点に出逢ったメンバーが各々のフィルターを通して音を紡ぐ。メンバー各々の演奏能力の高さやオリジナル楽曲も含め好評である。 2015年からは『バルフェス』と称しバルカンミュージックフェスティバルを主宰。また、そのプレイベントとして『バルカンmeetsほにゃらら』というバルカン音楽と違うジャンルの音楽を掛け合わせたライブイベントを開催しバルカン音楽の普及活動も行っている。 2015年 7月、1st アルバム『AJDE!!AJDE!!AJDE!!』をリリース。好評発売中。 2016年 管楽器愛好家の為の季刊誌『BAND LIFE』に掲載。(夏号、秋号) 2017年、セルビア大使館にて演奏


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