日本JAZZ史に燦然と輝く「生活向上委員会」のリーダーであり、フリージャズの大家、ピアニスト原田依幸氏。
のなか悟空と人間国宝、フェダイン、川下直広カルテットなど様々なバンドにおいてテナーサックス奏者として活躍してきた川下直広氏のDuo。
東京湾ホエールズ主宰の不破大輔自身も何が起こるかわからないと言った、09.26の東京湾ホエールズレポートをお届けします。
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前半、原田氏と川下氏のフリー演奏がスタート。所々にそれぞれの想うフレーズが散りばめられた演奏に観客たちは聴き入る。
下駄を履いてピアノを演奏する原田氏の独創的なスタイル。時折放つピアノの鋭い音が響き渡る。
そして川下氏のテナーサックスから鳴る轟音。圧倒的なサウンドとインパクトで会場を盛り上げる。
時に荒々しく、かと思えば静寂をつくる。緩急の激しい演奏は時間が経つのを忘れ聞き入ってしまう。
途中、中国の琴を改造して発明されたという朝鮮の伝統楽器”コムンゴ”の演奏。
思わず息を飲んでしまう音色はとても深く、歴史を感じさせる音だった。原田氏と川下氏のDuoの間に入ることで非常に存在感を示していた。
後半に入っても二人の圧倒的な迫力は衰えず、曲が終わるたびに歓声が上がる。
演奏に酔いしれた観客たちはライブ終了後もその余韻に浸るように酒を酌み交わしていた。
9月19日 出演者:
原田依幸、川下直広
~東京湾ホエールズは、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指し発足したスペシャルチームです。~
WISE OWL HOSTELS TOKYO は、2016年7月。東京・八丁堀駅から徒歩5分の交差点にオープンした新しいホステルです。
宿泊する方の8割は世界各地からの来訪者。『東京湾ホエールズ』の舞台は、その地下にあるSOUND & BAR HOWLです。深く暗い森をイメ
ージし設計された音空間には、様々な国籍の旅人と混じり、地元八丁堀で働く人々やこの場所を目指して集う日本各地の人々が集っています。
近年、急激なインターネットの普及や社会情勢の変化と伴い、音楽や演劇を始めとするパフォーマンス業界や各種アートシーンに転換期が訪れています。オリンピックを控えた魔都・東京。その中心地に位置するWISE OWL HOSTELS TOKYOとの全面タッグにより発足した『東京湾ホエールズ』は、
新たな旅とエンターテメントビジネスの可能性を探り、遠い記憶を呼び覚ます時空の提案を目指します。
出演者:佐藤美由紀、松原慎之介
2017.10.03(tue) 19:00 開場
佐藤美由紀氏はクラシック演奏者でありながら強力なタンゴも演奏するピアニスト。対する松原慎之介氏は若干20歳でありながら色気に満ちたサックス奏者です。 この二人がタンゴとジャズという音楽の垣根を超えて共演します。果たしてどんな演奏を聴かせてくれるのか?
佐藤美由紀 プロフィール
タンゴを中心に活動するピアニスト。大学在学中より全国各地でコンサートやライブ活動を行う。 2004年自身のタンゴ集団を結成。「音楽する」ことに情熱をかける演奏メンバーを集めて精力的にツアーを巡る。その特出したライブ感溢れる演奏は全国各地で人気を呼んでいる。特に2010年秋の九州ツアーでの国指定重要文化財「八千代座」公演では、100周年記念事業のひとつとしてこの場所で初めてのタンゴ公演を行い成功を収める。従来の伝統的なタンゴのスタイルに加え、ライブ演奏の創造に特出するタンゴ集団のリーダーとして活躍中。
松原慎之介 プロフィール
北海道札幌市出身。小学生の頃から数々のジャズライブを見に行き衝撃を受けサックスを始める。5年間札幌ジュニアジャズスクール、3年間チョビ渋に所属。北海道グルーブキャンプ2013にてバークリー音楽大学5weekプログラムの奨学生の権利を貰い同年の夏に留学。2014年度5weekプログラム全額奨学金獲得。2014年より、札幌近郊でライブ活動を始める。2016年、洗足学園音楽大学へ特待生としての入学をきっかけに活動の拠点を東京へ移す。