東京湾ホエールズ ( 2017-08-04 )

”東京湾ホエールズ”街とアート 街とコミュニティ


会田 勝康 with 渋さ知らズデザイナーとっくん

8月1日に行われた東京湾ホエールズはトークセッションをメインにメインメンバーの玉井夕海による音楽をお届けしました。
会田勝康氏は東日本大震災後、福島県いわき市にてアートコーディネートやディレクションを行っています。
未だに爪痕の残る福島での活動を中心にお話ししていただきました。


- 玉井夕海 solo

玉井夕海によるsolo演奏からスタート、自身の楽曲「葡萄畑の真ん中で」をアコーディオンで披露。この日は外国のゲストが多かったが、彼らはその歌声に聞き入っていく。

- トークセッションスタート

会田勝康氏、とっくんによるトークセッションがスタート。
まずは外国人ゲストに向けて”FUKUSHIMA”についての説明。
世界中で大きなニュースとなった震災、そして福島第一原子力発電所事故などゲストたちも大きく頷き話を聞く。
主な活動地域であるいわき市は原発から30km圏内のエリアもある。津波の影響で家を流されたエリアもある。そんな場所でこの二人はどのような活動を行ってきたのだろうか。

- コミュニティを復活させる

震災当時の福島県内では津波で家を無くした方や、原発事故の影響で地域に住めなくなってしまった方が多くいたのは周知の事実。
それはつまり地域社会の崩壊を意味していて、自分が今までそこで築いてきたコミュニティがなくなることである。人との繋がりは誰もが簡単に作れるものではないし、人間は必ず何かのコミュニティの中で生きてる。そんなコミュニティを復活させる為に避難所や各家々を自分の足で周り、話をきく。そんな人たちを集めて数多くの”会”を開くことで人と人との繋がりをつくり出していった。
今回は外国人ゲストが多かったこともあり、急遽通訳を交えて話をしていく。

- ”ものを作ること”から”人に会うこと”へ

当初は小さな物を作る簡単なワークショップを通じて集っていた人々。
そこには高齢者の方や主婦の方、若者が集い何かに取り組むことで震災の傷を癒していたのかもしれない。
人々は手を使いものを作りながら生きる力を取り戻し始め、人と交わることの幸せや楽しさを思い出していった。
何かを作ることを目的に来ていた人たちは、次第に、そこにあるコミュニティを求めて訪れるようになっていく。それこそがこの二人の目指したかたちであり、福島の人々にとって必要なものだった。

- つくり上げたボーダーレスなコミュニティ

会田氏ととっくんが時間をかけて作り上げたコミュニティは、アートというキーワードの下にできたものだが、今となってはそれだけではない強い繋がりを持っている。そこには先ほども言ったように高齢者や若者、男女、生まれ育ったバックボーンも関係なく皆が対等に関わりを持っている。それは震災前にはなかった、震災がなければ存在し得なかったコミュニティだ。
言うまでもなく、”震災があってよかった”なんてことはあり得ないが、起きてしまった大震災とどのように向き合うのか、そこから何を得ていくのか、その一部となった会田氏やとっくんのアートには”力”がある。
そしてここ、HOWLで行われている「東京湾ホエールズ」にも音楽、アートを通したコミュニティが生まれつつある。


会田 勝康氏(コミュニティコーディネーター)写真:左
とっくん(渋さ知らズ美術・デザイナー)

会田氏プロフィール:
震災を契機にUターン。家業の高齢者向け衣料品店で、財務と地域との共有価値創造部門を担当。平商店会連合会では副会長としてまちづくりに携わる。アートマネジメントNPO「Wunderground」では、コミュニティコーディネーターとしていわき市内でのアートによるコミュニティデザインの分野で活動中。


- 次回開催情報

東京湾ホエールズ with DJヒゴヒロシ

2017.08.08(tue) 19:00 開場

入場料:1000/1D

ヒゴヒロシ氏プロフィール
1974年、フリクションの前身バンド「3/3」で本格的なバンド活動開始。その後「ミラーズ」を結成する傍ら、日本初のインディー・レーベルであるゴジラ・レコードを設立。
80年代は「チャンス・オペレーション」を率いる一方でスターリンやフリクションにも参加。現在は自身のバンド「イハールコネクト」の他、「渋さ知らズ」「のなか悟空と人間国宝」「パチクリエレガンス」「MAJIKA~NAHARU」などで活動中。また、出会った様々なミュージシャンをセレクトしたセッションも地元国分寺のライヴハウス・モルガーナでの「モルガナ実験室」や吉祥寺BLACK & BLUEなどで数多く行っている。
1992年よりDJ活動を開始すると同時に、ハードコア・レイヴ「WATER」を主催。その後、RAINBOW2000、EARTH DANCE、EQUINOXなどのビッグ・パーティにも参加。メキヒゴンとしてはDJ ERAとともに主催しているパーティ「DipAura」は80回を越えて継続中、2008年で10周年を迎えた。他にもサイケデリックを音と光で追究する「1968」、ライヴ中心のパーティ「Sound Genic」(通称・音ジェニ)、ラウンジ・パーティ「Foot on Lounge」など、ジャンルや形態に囚われない実験心旺盛なパーティを主催している。
ミュージシャン、DJともに既成概念を排した柔軟な活動を通して、常に新たな視野を求め続けている。


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